私は子育てをしながら看護に携わる、いわゆるママナースです。毎日がバタバタの連続ですが、職場には仕事だけでなく育児についてもアドバイスをくれる方が少なくなく、いつも助けられています。どんなに疲れても、それを吹き飛ばしてくれるのが子どもの笑顔。仕事も育児も、私にとってはどちらも大切なライフワークであることを、いつも実感させられています。
自身の子育ての中で、「子どもは待ってくれない」と身をもって感じるようになりました。この実感は、看護の中でも、待つことがどれほど重要かということに気づく機会になりました。看護師として相手の立場に立ち、寄り添うという心の余裕を、少し持てるようになってきたと思います。高齢社会になり、患者さまやご家族にも高齢者の方が多くなりました。子どもが教えてくれた「待つ」気持ちを忘れず、丁寧な看護を心がけたいと思います。